腰痛に潜む「イエローフラッグ」とは?|守山区の理学療法士が解説


「病院で検査をしても異常がないと言われたのに、痛くて動けない」
「仕事のことを考えると、腰が重くなる気がする…」
その腰痛、もしかすると身体の故障ではなく、「イエローフラッグ」と呼ばれる危険信号が点灯しているサインかもしれません。
今回は、理学療法士の視点から、長引く腰痛の裏に潜む「心理的・社会的要因」について解説します。
こんな方に読んでほしい記事です
- 腰痛がなかなか良くならず、「もう治らないかも」と不安を感じている方
- 病院で「異常なし」と言われたが、痛みが続いて納得できない方
- 「動くともっと痛くなる」と怖くなり、生活が制限されている方
- 職場や家庭のストレスが痛みに影響している気がする方
腰痛の「イエローフラッグ」とは?痛みを長引かせる心の信号

イエローフラッグ(Yellow Flags)とは、重篤な病気(レッドフラッグ)ではないものの、不安・恐怖・ストレス・誤った思い込みなどの「心理的・社会的要因」によって、痛みが慢性化・難治化してしまうリスク信号のことです。
近年の研究では、慢性腰痛の多くは「椎間板」や「骨」の問題よりも、このイエローフラッグ(思考や感情)が強く影響していることが分かっています。特に「動くと壊れる」という過度な恐怖心(恐怖回避思考)は、筋肉をこわばらせ、脳を痛みに過敏にさせるため、身体のケアと同時に「心のケア・認知の修正」を行うことが改善への近道となります。
この記事を読むメリット
- 「イエローフラッグ」という、腰痛の見逃せない危険信号を理解できる
- なぜストレスや不安が、物理的な「痛み」を引き起こすのか分かる
- 自分が「慢性化ループ」に入っていないかセルフチェックできる
「レッドフラッグ」と「イエローフラッグ」の違い

腰痛には注意すべき「信号」の色があります。あなたの腰痛はどちらのタイプに近いか、確認してみましょう。
| 信号の種類 | レッドフラッグ(赤信号) 身体的要因 | イエローフラッグ(黄信号) 心理・社会的要因 |
|---|---|---|
| 原因 | 重篤な疾患・破壊 (骨折、ガン、感染症など) | 思考・感情・環境 (不安、うつ、職場トラブル) |
| 主な症状 | 安静時も激痛、発熱、体重減少、麻痺など | 検査は「異常なし」だが痛い、日によって痛みが変わる |
| 必要な対応 | 早急に専門医を受診 (手術や投薬が必要) | 認知行動療法・運動療法 (考え方と動きの修正) |
| 放置すると | 命や身体機能に関わる | 痛みが慢性化し、治りにくくなる |
【現場の視点】「動くのが怖い」が一番の悪化原因

私が臨床現場でイエローフラッグの患者様と接していて、最も多く感じるのが「恐怖回避思考(きょうふかいひしこう)」の強さです。
これは、一度強い痛みを感じた経験から、「動く=また痛くなる=身体が壊れる」と脳が強く学習してしまい、必要以上に安静にしてしまう状態です。
しかし、腰痛の多くは動かさないと治りません。安静にすればするほど、筋力は落ち、血流は悪くなり、さらに痛みが増す…という「負のスパイラル」に陥ってしまいます。
こんな「思い込み」はありませんか?(セルフチェック)

- 「痛いときは、絶対に安静にしていなければならない」
- 「私の腰はボロボロだから、一生治らない」
- 「誰にもこの痛みの辛さを分かってもらえない」
- 「仕事に行くと痛みが強くなる気がする」
これらに当てはまる場合、あなたの腰痛の原因は腰ではなく、脳の「不安」にあるかもしれません。

フィジオサロンキムラの改善アプローチ

当院では、イエローフラッグを抱える方に対し、身体と心(脳)の両面からアプローチします。
1. 「壊れていない」ことを証明する

まずは丁寧な評価を行い、「骨や神経は壊れていない」という事実を共有します。これにより、「動いても大丈夫なんだ」という安心感(認知の修正)を作ります。
2. 段階的な「暴露(ばくろ)療法」

「怖い」と感じている動作を、痛みの出ないレベルまで分解し、少しずつチャレンジしてもらいます。
(例:前屈が怖いなら、まずは四つん這いで背中を丸める動きから始める、など)
3. 実際の改善事例

【40代男性・デスクワーク】
仕事のプレッシャーが強く、半年以上腰痛に悩まれていました。病院では異常なし。
カウンセリングで「上司との関係が悪化すると痛む」という傾向が判明しました。
施術で身体を緩めるのと並行して、「痛い時は深呼吸をして、あえて少し歩く」という対処法を実践していただいたところ、脳の緊張が解け、1ヶ月ほどで痛みを忘れて仕事ができるようになりました。
イエローフラッグ・心因性腰痛に関するよくある質問



Q1. 「気のせい」「甘え」と言われているようで辛いです。
A. 決して気のせいではありません。ストレスや不安があるとき、脳内では痛みを抑制する物質が出にくくなり、実際に神経が過敏になって「本物の痛み」を感じています。痛いのは事実ですので、ご自身を責める必要はありません。
Q2. 精神科や心療内科に行ったほうがいいですか?
A. 重度のうつ症状や不眠がある場合は専門医の受診をおすすめしますが、多くの場合は「腰痛に対する正しい知識」を持ち、「身体を動かす自信」を取り戻すことで改善します。まずは当院のような、痛みと心理面の関係に詳しい整体や理学療法士にご相談ください。
Q3. どのくらいで良くなりますか?
A. 思考のクセ(脳の学習)を書き換える必要があるため、数回の施術ですぐ完治、とはいかない場合もあります。しかし、「考え方」と「身体の動き」がリンクし始めると、霧が晴れるようにスッと痛みが引く瞬間が訪れます。焦らず一緒に取り組んでいきましょう。
まとめ:心と体の両面から、痛みの悪循環を断ち切ろう
腰痛の改善には、身体的な治療だけでなく、イエローフラッグ(不安やストレス)への対処が不可欠です。
「もう治らない」と一人で悩み込まず、まずはその不安をお話しください。
名古屋市守山区のフィジオサロンキムラでは、あなたの心と身体に寄り添い、根本改善への道のりをサポートします。
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