股関節の前方滑り症候群とは?原因・症状・改善方法を解説

こんな方に読んでほしい

  • 股関節の前面に痛みや違和感を感じている方
  • ランニングや階段の昇り降りで股関節が詰まるように感じる方
  • デスクワーク後に股関節が固まりやすい方
  • ストレッチやマッサージをしても改善しない方
  • 将来の関節の健康が不安で、根本改善を目指したい方

この記事を読むメリット

  • 股関節の痛みの正体「前方滑り症候群」を理解できる
  • Shirley Sahrmann(シャーリー・サーマン)の理論をベースに原因を学べる
  • 股関節の痛みを改善する具体的なエクササイズ&ストレッチが分かる
  • 日常生活で気をつけるポイントを知れる
  • 放置するとどうなるかが分かり、早めに対策できる

股関節の前方滑り症候群とは?

股関節の前方滑り症候群とは、大腿骨(太ももの骨)の骨頭が正常な可動範囲を超えて 前方に移動しやすくなる状態 を指します。
この異常な動きにより、股関節周囲の組織にストレスがかかり、痛みや可動域の制限が発生します。

主な原因

  1. 殿筋群(特に大殿筋)の弱化
    股関節の安定性が低下し、大腿骨が前方へ押し出されやすくなる
  2. 腸腰筋の過活動
    大腰筋・腸骨筋が過剰に働き、大腿骨を前方に引き出す
  3. 股関節後方の柔軟性低下
    後部組織が硬くなり、前方への動きが増えて負担がかかる
  4. 姿勢や動作のクセ
    骨盤前傾、不適切なスクワットやランニングフォームが悪化要因に

症状と診断のポイント

主な症状

  • 股関節の前面の痛み(長時間座った後や運動後に出やすい)
  • 股関節の詰まり感(曲げ伸ばしで違和感)
  • 大腿前面の張り(ランニングや階段昇降時)
  • 可動域の制限(特に深い屈曲時)

診断のヒント

  • 股関節の前方突出の有無
  • 殿筋の筋力低下がないか
  • 腸腰筋の過活動の有無
  • 姿勢や歩行のクセ
    トーマステスト や関節包の評価で前方滑りの兆候を確認

改善のためのエクササイズとストレッチ

股関節の前方滑り症候群の改善には、殿筋の強化・腸腰筋のリラックス・股関節後方の柔軟性改善 が大切です。

① 殿筋を活性化するエクササイズ

クラムシェル

  1. 横向きに寝て膝を軽く曲げる
  2. かかとをつけたまま膝を開く
  3. 10〜15回×2〜3セット

ブリッジ(Hip Bridge)

  1. 仰向けで膝を立てる
  2. お尻を持ち上げ、肩〜膝まで一直線に
  3. 10〜15回×2〜3セット

② 腸腰筋のストレッチ

ハーフニーリング・ヒップフレクサーストレッチ

  1. 片膝を床につけ、反対の膝を立てる
  2. 骨盤を後傾させながら前へ重心移動
  3. 30秒キープ×2セット

③ 股関節後方の柔軟性向上

  • 大腿四頭筋リリース:フォームローラーで大腿前面をゆっくりほぐす
  • ヒップヒンジ(Hip Hinge):股関節を後方へ押し出す動作で後方組織を伸ばす

日常生活での注意点

デスクワーク時の姿勢

  • 骨盤をやや後傾させ、椅子に深く座る
  • 長時間同じ姿勢を避け、こまめに立ち上がる

歩行・運動時の意識

  • 股関節を後方へ引く動きを意識
  • かかとから着地し、つま先重心を避ける

ストレッチ&エクササイズの継続

  • 1日5〜10分の習慣で、股関節の安定性が大きく変わる

まとめ:股関節の痛みは前方滑りが原因かも

  • Shirley Sahrmann(シャーリー・サーマン)の「股関節前方滑り症候群」は、股関節前面痛の代表的な原因
  • 大殿筋の強化・腸腰筋のストレッチ・日常生活の改善 が重要
  • 放置すると慢性化や運動制限につながるため、早めの対策が必要

👉 名古屋市守山区のフィジオサロンキムラでは、股関節の痛みに特化した評価と施術を行っています。
「股関節の前面が痛い」「動かすと詰まる感じがある」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

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