股関節の前方滑り症候群とは?原因・症状・改善方法を解説

こんな方に読んでほしい
- 股関節の前面に痛みや違和感を感じている方
- ランニングや階段の昇り降りで股関節が詰まるように感じる方
- デスクワーク後に股関節が固まりやすい方
- ストレッチやマッサージをしても改善しない方
- 将来の関節の健康が不安で、根本改善を目指したい方
この記事を読むメリット
- 股関節の痛みの正体「前方滑り症候群」を理解できる
- Shirley Sahrmann(シャーリー・サーマン)の理論をベースに原因を学べる
- 股関節の痛みを改善する具体的なエクササイズ&ストレッチが分かる
- 日常生活で気をつけるポイントを知れる
- 放置するとどうなるかが分かり、早めに対策できる
股関節の前方滑り症候群とは?
股関節の前方滑り症候群とは、大腿骨(太ももの骨)の骨頭が正常な可動範囲を超えて 前方に移動しやすくなる状態 を指します。
この異常な動きにより、股関節周囲の組織にストレスがかかり、痛みや可動域の制限が発生します。
主な原因
- 殿筋群(特に大殿筋)の弱化
股関節の安定性が低下し、大腿骨が前方へ押し出されやすくなる - 腸腰筋の過活動
大腰筋・腸骨筋が過剰に働き、大腿骨を前方に引き出す - 股関節後方の柔軟性低下
後部組織が硬くなり、前方への動きが増えて負担がかかる - 姿勢や動作のクセ
骨盤前傾、不適切なスクワットやランニングフォームが悪化要因に
症状と診断のポイント
主な症状
- 股関節の前面の痛み(長時間座った後や運動後に出やすい)
- 股関節の詰まり感(曲げ伸ばしで違和感)
- 大腿前面の張り(ランニングや階段昇降時)
- 可動域の制限(特に深い屈曲時)
診断のヒント
- 股関節の前方突出の有無
- 殿筋の筋力低下がないか
- 腸腰筋の過活動の有無
- 姿勢や歩行のクセ
→ トーマステスト や関節包の評価で前方滑りの兆候を確認
改善のためのエクササイズとストレッチ
股関節の前方滑り症候群の改善には、殿筋の強化・腸腰筋のリラックス・股関節後方の柔軟性改善 が大切です。
① 殿筋を活性化するエクササイズ
クラムシェル
- 横向きに寝て膝を軽く曲げる
- かかとをつけたまま膝を開く
- 10〜15回×2〜3セット
ブリッジ(Hip Bridge)
- 仰向けで膝を立てる
- お尻を持ち上げ、肩〜膝まで一直線に
- 10〜15回×2〜3セット
② 腸腰筋のストレッチ
ハーフニーリング・ヒップフレクサーストレッチ
- 片膝を床につけ、反対の膝を立てる
- 骨盤を後傾させながら前へ重心移動
- 30秒キープ×2セット
③ 股関節後方の柔軟性向上
- 大腿四頭筋リリース:フォームローラーで大腿前面をゆっくりほぐす
- ヒップヒンジ(Hip Hinge):股関節を後方へ押し出す動作で後方組織を伸ばす
日常生活での注意点
デスクワーク時の姿勢
- 骨盤をやや後傾させ、椅子に深く座る
- 長時間同じ姿勢を避け、こまめに立ち上がる
歩行・運動時の意識
- 股関節を後方へ引く動きを意識
- かかとから着地し、つま先重心を避ける
ストレッチ&エクササイズの継続
- 1日5〜10分の習慣で、股関節の安定性が大きく変わる
まとめ:股関節の痛みは前方滑りが原因かも
- Shirley Sahrmann(シャーリー・サーマン)の「股関節前方滑り症候群」は、股関節前面痛の代表的な原因
- 大殿筋の強化・腸腰筋のストレッチ・日常生活の改善 が重要
- 放置すると慢性化や運動制限につながるため、早めの対策が必要
👉 名古屋市守山区のフィジオサロンキムラでは、股関節の痛みに特化した評価と施術を行っています。
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