四十肩・五十肩は放置すると悪化する?肩の拘縮・前方変異を改善する方法

「洗濯物を干す時に、腕が上がらなくて激痛が走る…」
「夜、寝返りを打つだけで肩がズキズキして目が覚める」

四十肩・五十肩は、ある日突然やってきて、日常生活を奪っていきます。
マッサージや湿布で「そのうち治るだろう」と放置していると、関節が固まってしまい、回復までに1年以上かかってしまうことも…。
今回は、肩の痛みの原因と、早期回復のための専門的なアプローチについて解説します。

こんな方に読んでほしい記事です

  • 最近、肩の動きが悪くなり、エプロンの紐を結ぶなどの動作がつらい方
  • 腕を上げるとピキッとした鋭い痛みがある方
  • 四十肩・五十肩と診断され、なかなか改善しない方
  • マッサージや湿布で一時的に楽になるが、すぐに戻ってしまう方

四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)の正体と治癒までの期間

結論から言うと、四十肩・五十肩とは、肩関節を包んでいる袋(関節包)が炎症を起こして縮み、骨が癒着してしまう病気です。

単なる「肩こり」とは異なり、関節そのものが物理的に固まる(拘縮する)ため、自然治癒には平均して半年〜1年半かかると言われています。しかし、適切な時期に「関節モビライゼーション」を行い、縮こまった関節包を広げることで、この辛い期間を大幅に短縮し、後遺症なく動きを取り戻すことが可能です。

この記事を読むメリット

  • 四十肩・五十肩の「3つの進行ステージ」と適切な対処法が分かる
  • 放置してはいけない「前方変位(骨のズレ)」のリスクを理解できる
  • 関節モビライゼーションによる改善効果と、自宅ケアの方法を知れる

あなたは今どこ?四十肩・五十肩の「3つのステージ」

この症状は、時期によって「やるべきこと」と「やってはいけないこと」が真逆になります。まずはご自身の状態をチェックしてみましょう。

ステージ 症状の特徴 対策・治療方針
① 急性期
(炎症期)
じっとしていても痛い。
夜も痛みで目が覚める(夜間痛)。
【安静第一】
無理に動かさず、炎症を抑える。湿布や薬が有効。
② 慢性期
(拘縮期)
強い痛みは減るが、腕が上がらない。
動かすと鈍い痛みがある。
【積極的な可動域訓練】
ここで動かさないと関節が完全に固まる。
③ 回復期
(解氷期)
痛みが消え、徐々に動くようになる。
つっぱり感が残る。
【ストレッチ・筋トレ】
元の可動域を取り戻すためのケア。

※最も注意が必要なのが「②慢性期」です。
ここで「痛いから」といって動かさないでいると、関節がガチガチに固まる「拘縮(こうしゅく)」が完成してしまいます。

【現場の視点】放置すると怖い「前方変位」とは?

私が臨床で多くの患者様を見てきて、改善しない方の共通点があります。
それは、肩の骨が本来の位置からズレてしまっている「前方変位(ぜんぽうへんい)」の状態です。

肩の後ろ側の関節包が硬くなると、腕の骨頭(ボール部分)が前に押し出されてしまいます。
この状態で無理に腕を上げようとすると、骨と骨がぶつかり(インピンジメント)、激痛が走ります。

「マッサージに行っても治らない」という方は、筋肉ではなく、この「骨の位置ズレ」が治っていないケースがほとんどです。
ズレたままの状態で無理やりストレッチをすると、逆に炎症を悪化させることもあるため、専門的な調整が必要です。

固まった肩を解きほぐす「関節モビライゼーション」

当院では、固まった関節包をミリ単位で動かす「関節モビライゼーション」という徒手療法を行います。

関節モビライゼーションの3つのメリット

  • 筋肉の奥に届く:マッサージでは届かない「関節包(深部)」を柔軟にします。
  • 位置を戻す:前にズレてしまった骨頭を、正しい位置(求心位)へ誘導します。
  • 痛みが少ない:ボキボキするのではなく、関節の遊び(ゆとり)を作るように優しく動かします。

自宅でできる!「痛みを出さない」セルフケア

慢性期(夜間痛がなくなってから)に入ったら、自宅でも少しずつ動かしていきましょう。

1. 振り子運動(コッドマン体操)

関節の隙間を広げ、リラックスさせる基本の運動です。

  1. テーブルや椅子の背に、痛くない方の手をついて前かがみになります。
  2. 痛い方の腕をダラリと脱力して垂らします。
  3. 身体を小さく揺らし、その反動で腕を「前後・左右・円」に揺らします。
  4. 腕の力を使わず、ブランコのように揺らすのがコツです。

2. 壁伝いストレッチ

自分の力を使わずに腕を上げる練習です。

  1. 壁に向かって立ち、痛い方の手を壁につきます。
  2. 指で壁を這わせるように、少しずつ手を上に滑らせていきます。
  3. 「痛気持ちいい」ところで止めて、深呼吸しながら膝を少し曲げて体重をかけます。

四十肩・五十肩に関するよくある質問

Q1. どのタイミングで整体や病院に行くべきですか?

A. 「じっとしていてもズキズキ痛む(夜間痛がある)」場合は、まずは整形外科で炎症止めの処置を受けてください。その後、夜間痛が落ち着き「動かすと痛い・上がらない」という時期に入ったら、すぐに当院のような専門機関でリハビリ(関節モビライゼーション)を開始するのが、早期回復へのベストタイミングです。

Q2. 温めるのと冷やすの、どっちが良いですか?

A. 時期によります。痛みが激しくて熱を持っている「急性期」は冷やして炎症を抑えます。痛みが落ち着いてきた「慢性期」以降は、入浴などでしっかり温めて血流を良くし、関節を柔らかくすることが重要です。

Q3. 痛くても無理やり動かした方が早く治りますか?

A. いいえ、激痛を我慢して動かすのは逆効果です。炎症がぶり返してしまいます。「イタ気持ちいい」範囲で動かすのが正解です。特に、骨の位置がズレたまま無理に上げると腱板断裂などのリスクもあるため、専門家の指導の下で動かすことをおすすめします。

まとめ:固まった肩、諦めないでください

四十肩・五十肩は、適切な時期に適切なケアを行えば、必ずまた自由に動かせるようになります。
「もう歳だから…」と諦めて固まってしまう前に、フィジオサロンキムラで関節のケアを始めませんか?

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