エプロンの紐が結べない…その肩の痛み、「関節の袋」が縮こまっていませんか?

エプロンの紐が結べない痛みの正体とは?
エプロンの紐を結ぶ動作で肩に激痛が走る主な原因は、筋肉の硬さではなく「関節包(かんせつほう)の癒着」によるものです。これは一般的に「凍結肩(五十肩)」と呼ばれ、関節を包む袋が炎症により縮んで硬くなり、骨の動きを物理的にロックしている状態を指します。この状態で無理なストレッチを行うと、縮んだ袋が引き裂かれ、夜間痛の悪化や治癒の遅れを招くリスクがあります。
この記事でわかること
- 「後ろに手が回らない」痛みの正体=関節包の癒着(ゆちゃく)
- 夜も眠れない「夜間痛」がある時にやってはいけないこと
- 無理なストレッチが肩を壊す理由
- 【実例】関節の「滑り」を良くして、エプロンが結べるようになった事例
こんにちは。名古屋市守山区の「フィジオサロンキムラ」院長の木村です。
当院に来られる患者さんの中で、特に辛そうな表情をされているのが「凍結肩(いわゆる五十肩)」の方々です。日常生活のふとした瞬間に、激痛が走るからです。
「エプロンの紐を後ろで結ぼうとした瞬間、激痛が走った」
「トイレでお尻を拭く動作が辛い」
「夜中、寝返りを打つと肩が痛くて目が覚めてしまう(夜間痛)」
もしあなたもこのような症状でお悩みなら、一つだけ警告させてください。
「痛いのを我慢して、無理やりストレッチ」だけは絶対にしないでください。
なぜなら、あなたの肩は今、筋肉が硬いのではなく、関節を包む「袋」が縮んで固まっている状態だからです。
筋肉ではなく「真空パック」された関節
肩の関節は、骨と骨をつなぐために「関節包(かんせつほう)」という袋に包まれています。
正常な袋は、ゆとりがあってフワフワしています。
しかし、炎症(五十肩)が起きると、この袋が分厚くなり、食品の真空パックのようにギュッと縮んで骨に張り付いてしまいます。
これを医学的に「癒着(ゆちゃく)」や「拘縮(こうしゅく)」と呼びます。
なぜ「エプロン」が結べなくなるのか?
手を後ろに回す動作(結帯動作)は、肩関節にとって最も複雑な「ねじれ」を必要とする動きです。しかし、袋が真空パックのように張り付いていると、骨がねじれる余裕(あそび)が全くありません。
その状態で無理やり手を後ろに回そうとすると、張り付いた袋が引きちぎられそうになり、激痛が走るのです。これが、エプロンを結ぶ時の痛みの正体です。
ストレッチと「滑り出し(モビライゼーション)」の違い
多くの患者さんが「早く治したいから」とストレッチを行いますが、実は凍結肩の治療においてストレッチと、当院が行う「関節モビライゼーション」は全く異なるアプローチです。
| 比較項目 | 一般的なストレッチ | 関節モビライゼーション(当院) |
|---|---|---|
| アプローチ対象 | 筋肉やスジを伸ばす | 関節包(袋)内の骨の動き |
| 動作の原理 | 腕全体を引っ張る | 骨頭の「滑り」と「転がり」を誘導する |
| 炎症期のリスク | 関節内で衝突が起き、炎症が悪化しやすい | 衝突を回避するため、痛みが少ない |
| 適した症状 | 単なる肩こり、筋肉疲労 | 凍結肩、拘縮、結帯動作の制限 |
袋が縮んでいる状態で無理に腕を引っ張る(ストレッチする)と、骨と骨の隙間がなくなり、関節の中で衝突事故(インピンジメント)が起きます。すると炎症がさらに強まり、「夜間痛(夜のズキズキする痛み)」が悪化してしまうのです。
【実話】「滑り」を良くしたら手が回るようになった事例
私が過去に担当した、50代女性の事例をご紹介します。
彼女は「右肩が痛くてエプロンが結べない」「夜も痛くて眠剤を飲んでいる」という重症の方でした。病院のリハビリで「痛くても動かして」と言われ、真面目に頑張った結果、逆に悪化して当院に来られました。
Mulligan(マリガン)テクニックの応用
私は彼女の肩を一切ストレッチしませんでした。代わりに行ったのは、骨頭(腕の骨)を優しく後ろに押し込みながら、関節の中で転がす「関節モビライゼーション(滑りの誘導)」です。
関節包(袋)自体を強引に伸ばすのではなく、袋の中で骨がスムーズに回転できるように「滑る道」を作ってあげたのです。
数回の施術後、彼女はこう言いました。
「先生、昨日は一度も起きずに朝まで眠れました!エプロンも、少し体を傾ければ結べます!」
骨の滑りが良くなったことで、骨同士の衝突がなくなり、炎症(夜間痛)が引いたのです。
夜間痛への対処法:温めるべきか?冷やすべきか?
最後に、夜間痛がある方へのアドバイスです。時期によって対処法が異なります。
- ズキズキ脈打つように痛い時(炎症期)
- 炎症が強い状態です。無理に温めず、楽な姿勢で安静にしてください。
- ポイント:就寝時は、抱き枕を使って肩が下がらないようにすると楽になります。
- 動かした時だけ痛い時(拘縮期)
- 拘縮(袋の硬さ)が主な原因です。
- 対処法:お風呂などで温めて、痛くない範囲で動かしましょう。
フィジオサロンキムラでは、あなたの肩が今どのステージ(炎症期・拘縮期・解氷期)にいるのかを見極め、適切な徒手療法を行います。
「いつか治る」と我慢して1年、2年と苦しむ前に、専門家の手で「関節の袋」を緩めに来てください。夜ぐっすり眠れる日常を、一緒に取り戻しましょう
よくある質問(FAQ)
Q1. 五十肩(凍結肩)は自然に治りますか?
A. 一般的には1年〜2年かけて自然軽快すると言われていますが、適切な処置を行わないと関節の拘縮(動く範囲の制限)が残り、手が完全に上がらなくなる後遺症が残る場合があります。早期に介入することで、罹患期間を短縮し、可動域を確保することが可能です。
Q2. 夜寝ている時の痛みが強くて眠れません。どうすればいいですか?
A. 夜間痛は関節内の圧力が原因であることが多いです。仰向けで寝ると肩が落ちて負担がかかるため、肩の後ろにタオルを入れたり、抱き枕を使って横向きに寝るなど、肩の位置を高く保つ工夫をしてください。
Q3. 整骨院のマッサージで治らなかったのですが、対応できますか?
A. はい、可能です。当院では筋肉を揉むだけのマッサージではなく、関節包や関節の動きそのものを改善する「徒手療法(モビライゼーション)」を行います。筋肉痛ではなく関節の問題である場合、特に効果を発揮します。
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